1. 適用範囲:本適用範囲はヒューズ金属皮膜抵抗器 (RF) に適します |
2 .使用温度範囲: -40℃ ~ +155℃ |
3. 型別: |
弊社のヒューズ金属皮膜抵抗器は二種類に分けられています:
標準サイズ (RFU) と小型サイズ (RFS) |
標準サイズ抵抗器 (略称:一般品) 灰色塗料で塗布 |
小型サイズ抵抗器 (略称:小型品) はピンク塗料で塗布 |
4.表記と説明: |
弊社のヒューズ金属皮膜抵抗器表記は二種類: |
耐熱インク印刷表記とカラーコード表記 |
耐熱インク印刷表記---->1/2W、1W、2W、S1W 、S2W、S3W (図一) |
カラーコード表記------->1/6W、1/4W、1/3W、S1/4W、S1/2W (2x8 YT 0.64も含む)
(図二) |
( ↑ )
( ↑ )
許容誤差率 製作日
定格電力 製作月
製品コード 製作年
公称抵抗値 メーカーコード
|
(図二)
説明: |
|
第1
カラーコード (有効数字) |
第2
カラーコード (有効数字) |
第3
カラーコード(乗数) |
第4
カラーコード (許容誤差率) |
第5
カラーコード (W数) |
黑 |
0 |
0 |
1 |
. |
1/4W |
茶 |
1 |
1 |
10 |
±1% |
. |
赤 |
2 |
2 |
100 |
±2% |
.S1W |
橙 |
3 |
3 |
1000 |
. |
.1/2W |
黄 |
4 |
4 |
10000 |
. |
.2W、S2W |
緑 |
5 |
5 |
100000 |
±0.5% |
. |
青 |
6 |
6 |
1000000 |
±0.25% |
. |
紫 |
7 |
7 |
10000000 |
±0.1% |
. |
灰 |
8 |
8 |
. |
±0.05% |
. |
白 |
9 |
9 |
. |
. |
1/6W、1/3W |
金 |
. |
. |
0.1 |
±5% |
. |
銀 |
. |
. |
0.01 |
±10% |
S1/4W、S1/2W | |
|
5. 外形寸法、電圧、抵抗値範囲:表一 |
定格電力
(W) |
抵抗値範囲 (Ω) |
最高
使用電圧
(V) |
最高
過負荷
電圧
(V) |
2 |
J ( ±5%) |
L |
D φ |
ι |
d φ |
1/6、S1/4 |
0.1~1K |
100 |
150 |
3.5±0.5 |
1.7±0.3 |
27±3 |
0.45±0.05 |
1/4、1/3 |
0.1~15K |
250 |
300 |
6±0.3 |
2.4±0.1 |
28±2 |
0.6±0.05 |
S 1/2 |
0.1~33K |
250 |
300 |
6±0.3 |
2.4±0.1 |
28±2 |
0.6±0.05 |
S 1 |
0.1~33K |
250 |
300 |
9±0.5 |
3.0±0.5 |
30±3 |
0.8±0.05 |
1/2 |
0.1~4.7K |
250 |
300 |
9±0.5 |
3.0±0.5 |
30±3 |
0.6±0.05 |
1、S2 |
0.1~4.7K |
350 |
500 |
|
4.0±0.5 |
38±3 |
0.8±0.05 |
2、S3 |
0.1~4.7K |
350 |
500 |
|
5.5±0.5 |
38±3 |
0.8±0.05 | |
|
※許容変化値:下記の許容差 (Tolerance) は測定基準です |
記号 |
許容差 |
長期測定後許容変化値 |
短期測定後許容変化値 |
A |
.0.05% |
.±(0.05%+0.01Ω) |
±(0.01%+0.01Ω) |
B |
.0.10% |
.±(0.10%+0.01Ω) |
±(0.02%+0.01Ω) |
C |
0.25% |
.±(0.25%+0.05Ω) |
±(0.05%+0.01Ω) |
D |
0.50% |
±(0.5%+0.05Ω) |
±(0.1%+0.01Ω) |
F |
1% |
.±(1%+0.1Ω) |
±(0.25%+0.05Ω) |
G |
2% |
±(2%+0.1Ω) |
±(0.5%+0.05Ω) |
H |
3% |
±(3%+0.1Ω) |
±(0.5%+0.05Ω) |
J |
5% |
.±(5%+0.1Ω) |
±(1%+0.05Ω) |
K |
10% |
±(10%+0.5Ω) |
±(2%+0.1Ω) |
*長期測定後許容変化値:負荷寿命測定 & 耐湿負荷寿命測定 & 断続過負荷測定
*短期測定後許容変化値:以上 3項目以外、短期測定に属します
|
6. 塗装 |
|
6.1 抵抗器本体に不燃塗料を塗布します |
6.2 塗料を本体から最大 1.5mmまでの端子線に塗布します |
6.3 本体の未塗布部分は、最大本体直径 1/2まで塗布、1/2Dで表します |
6.4 6-2 の塗装や 6-3 の塗装の場合は合格範囲内に即します |
|
7. 電気性能 (JIS C 5201-1)
|
7.1 定格電力 |
定格電力は周囲温度 70℃以下の場合に部品が継続的に作動できる最大電力値です、周囲温度は |
70℃を超えると、定格電力は以下の負荷軽減曲線図表に即します |
|
7.2 定格電圧 |
抵抗器の定格直流電圧連続作動電圧あるいは RMS直流連続作動電圧以下の公式で計算できます。 |
もし計算後の電圧値図表一の最高使用電圧を超えたら、最高使用電圧に即して定格電圧として |
使用します。 |
P: 定格電力 (W) R: 抵抗値 (Ω) E: 定格電圧 (V) |
|
7.3 絶縁抵抗
|
機材設備: 耐電圧測定器 |
抵抗器本体をアルミ箔で包んで、アルミ箔の長さは本体より短い。本体のアルミ箔は陰 (陽 )極 |
端子線は陽 (陰) 極、500V で絶縁抵抗測定器で測定します |
絶縁抵抗は 1000MΩ 以上は必要 |
|
7.4 耐電圧
|
機材設備: 耐電圧測定器 |
抵抗器本体をアルミ箔で包んで、アルミ箔の長さは本体より短い |
本体とアルミ箔は陰 (陽 )極、端子線は陽 (陰) 極、電圧以下の図表に即して 1分間通電します。 |
反射光、燃焼現象、本体破裂などは不可 |
定格電力 (W) |
1/6、S1/4 |
1/4、1/3、S1/2、1/2、S1 |
1、2、S2、S3 |
耐電圧 (V) |
200V |
250V |
300V | |
|
7.5 短時間過負荷 |
機材設備: S.O.L. 測定装置 |
抵抗器の両側に 2倍の定格電圧で 5秒間通電します |
完了後室温で 30分間 以上放置し抵抗値を再測定。許容変化値は:±(1%+0.05Ω) |
|
7.6 不燃性 |
機材設備: 交流電源サプライ |
定格電力の2倍、4倍、8倍、16倍、32倍の電圧で同じ抵抗器に 1分間づつ通電します |
反射光、燃焼現象、本体溶解などは不可ですが、10倍以上の定格電力で通電すると許容 |
しかし 5秒以上続けると不可。目測できる発火は 3.5mm 以内 |
電圧は最高使用電圧 (以下の図表に即し) の 4倍以内 |
定格電力 (W) |
1/6、S1/4 |
1/4、1/3、S1/2、1/2、S1 |
1、2、S2、S3 |
耐電圧 (V) |
200V |
250V |
300V | |
|
7.7 溶断特性 (残留抵抗値は公称抵抗値の 100倍以上) |
型別 |
抵抗範囲 |
|
|
|
|
溶断時間 |
RFU1/6W、RFS1/4W |
0.10~1KΩ |
0.10~0.18Ω |
0.2~0.47Ω |
0.51~1KΩ |
------ |
≦60秒 |
RFU1/4W、RFU1/3W |
0.10~15KΩ |
0.10~0.22Ω |
------ |
0.24~9.1Ω |
1.0~15KΩ |
≦60秒 |
RFS1/2W |
0.10~33KΩ |
------ |
------ |
0.10~1.0Ω |
1.1~33KΩ |
≦60秒 |
RFS1W |
0.10~33KΩ |
------ |
------ |
0.10~1.0Ω |
1.1~33KΩ |
≦60秒 |
RFU1/2W |
0.10~4.7KΩ |
0.10~0.33Ω |
0.47~0.91Ω |
1.0~9.1Ω |
1.0~4.7KΩ |
≦60秒 |
RFU1W、RFS2W |
0.10~4.7KΩ |
------ |
------ |
0.10~1.0Ω |
1.1~4.7KΩ |
≦60秒 |
RFU2W、RFS3W |
0.10~4.7KΩ |
------ |
------ |
0.10~1.0Ω |
1.1~4.7KΩ |
≦60秒 | |
|
8. 環境測定 (JIS C 5201-1)
|
8.1 負荷寿命 |
機材設備:高温槽、直流電源サプライ |
抵抗器を実験プレートに置け、70±3℃に設定された恒温槽に放置し、定格直流電圧で 90分通電し |
、30分間は通電なしで繰り返します |
小時内に繰り返し、250、500、750、1,000 時間の時点で測定します |
測定前は室温で30分放置します。各段階の測定は、許容変化値は ±(5%+0.1Ω)、外観は異常なし |
で表示も読みやすくしなければいけません |
|
8.2 耐湿性 |
機材設備: 恒温度・湿度槽 |
抵抗器を実験プレートに置け、温度 40±2℃、相対湿度 90~95%に設定された恒温度・湿度 |
槽に 240±4 時間放置し、取出してから室温で 1~4 時間放置します。再測定の許容変化値は |
±(1%+0.05Ω)、外観は異常なしで表示も読みやすくしなければいけません |
|
8.3 耐湿負荷 |
機材設備: 恒温度・湿度槽、直流電源サプライ |
抵抗器を実験プレートに置け、温度 40±2℃、相対湿度90~95%に設定された恒温度・湿度槽に |
に放置し、槽内で発生したしずくは試験品に落ちないように注意します。定格直流電圧で
90分間通電し、30分間は通電停止で繰り返します
|
時間で継続し、240、1,000 時間の時点で取り出してから室温で 1 時間放置し、再測定
します。再測定の許容変化値は ±(5%+0.1Ω)、外観は異常なしで表示も読みやすくしなければ
いけません |
|
8.4 温度係数 |
機材設備: 高温槽 |
室温で抵抗値を測定し、その後また室温+100℃ の高温槽中で 30~45 分測定します |
以下の公式で計算します。許容変化値は ±350 PPM/℃ |
|
|
R = 測定中温度抵抗値 T = RT + 100℃ Ro = 室温抵抗値 To
=室温 |
|
8.5 温度循環 |
機材設備: 高温槽、低温槽 |
抵抗器を -25℃の低温槽に 30分間に置け、取り出して室温で 30分間に放置し、また +85℃の高温 |
槽に置けます。30分後取り出し、室温で 30分間放置します。以上は一周で5 回繰り返し、その後ま た室温で 90分放置します。再測定をし、許容変化値は ±(1%+0.05Ω)。 |
外観は異常なしで表示も読みやすくしなければいけません
|
|
9. 機械性能 |
9.1 はんだ耐熱
|
機材設備: 溶融はんだ槽 |
先に抵抗値を測定し、溶融はんだ槽に抵抗器から 4±0.8mm までの端子線部分を10±1秒間
(ウェーブはんだ)に 260±5℃/350±10℃ (手付はんだ)の液体すずにに浸漬します。
室温で最少 1 時間に放置します。測定抵抗値の許容変化量は ±(1%+0.05Ω) |
|
9.2 はんだ付性
|
機材設備: 溶融はんだ槽 |
溶融はんだ槽に抵抗器から 4±0.8mm までので端子線部分を 5~10 秒間に融剤に浸漬し、取り出して |
245±5℃の液体すずに 5±0.5 秒間に浸漬します。端子線に液体すずに浸漬された面積は 95%以上
(目測で判断)。液体すずの成分はスペキュラム合金 (すず 99.7%、銅 0.3%)
|
|
9.3 端子線強度 9.3.1 糸引き測定
|
器材設備: 重量ケージ
抵抗器を固定し、端子線 (0.8 φ) を 30 秒間に 2.5kg、1.
0kg (0.6 φ) でゆっくり引き ます。
端子線は断裂や脱落の場合は不可。抵抗値の測定変化値は:±(1%+0.05Ω)。破壊測定には0.6φ は
5Kg、0.8φ は 10Kg です。 |
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9.3 端子線強度 9.3.2 軸力測定 |
機材設備: 軸力ねじり試験機 |
抵抗器から 6.4mm 離れている箇所に、図表 (a) に即し、端子線を 90°に折り、曲率半徑
0.75mm~ |
0.80mm まで、曲折箇所から1.2±0.4mm のところに固定器を固定します。その後 360°回転できる |
固定器を図表 (b) に即して組み合わせ、抵抗器を 360° 回転し、また360° 逆転します。360°の回転 5 |
秒間かかります。0.8φ は 3周、0.60φ は 1.5 周回転します。端子線は断裂や脱落の場合は不可。
|
抵抗値の測定変化値は ±(0.5%+0.1Ω) です。 |
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